長野県警の現職警察官による車両情報漏えい事件で、愛知県警は21日、いずれも長野県警巡査部長の石黒俊雄(60)、倉品宏(50)両被告(地方公務員法違反で起訴)を加重収賄容疑で、同県警OBで探偵業の平林大生被告(60)(同)を贈賄容疑で再逮捕した。
3人は「間違いない」と容疑を認めているという。

発表によると、石黒俊雄被告は2011年9月~今年5月、勤務先の端末から警察庁の情報システムにアクセスして不正取得した車両37台分の使用者の住所などを平林大生被告に伝え、見返りに現金計74,000円を受け取った疑い。
倉品宏被告は11年12月~今年5月、同様に25台分の情報を伝え、謝礼としてビール券50枚(38,300円相当)を受け取った疑い。

平林大生被告はそれぞれに賄賂を渡した疑いが持たれている。
今年5月までの3年間で、石黒俊雄、倉品宏両被告の不正照会は計3,500件に上ることが判明しており、県警はほかにも2人が謝礼を得ていた可能性があるとみている。
石黒俊雄被告は2000年頃、平林大生被告の依頼で情報漏えいを始め、件数が増えると、情報1件当たり2,000円の報酬を受け取るようになったという。
受け取った金はパチンコなどの遊興費に充てていたとみられる。一方、倉品宏被告は「2002年頃から漏えいを始めた」と供述しているという。

読売新聞