2013.07.03
JCASTテレビウォッチ

探偵社や興信所を使ったことがある人なんて少ないはずだが、悪徳探偵の被害が6年前に比べて20倍にもなっているという。
「詐欺事件などの被害者が損をした金を取り返そうとして、一緒に取り返すふりをして調査費用を取ってそのまま音信不通になるケースです。
返金交渉や取り立て代行は探偵業法では明らかに違反行為ですが、被害者の弱みに付け込んだ手口が後を絶ちません」(寺門亞衣子アナ)

10万円渡した直後から連絡取れず

派遣社員のAさんはインターネットで健康食品の販売アルバイトを見つけた。ブログに商品の使用体験を書く仕事で、事前に商品の購入などで40万円支払ったが仕事は来なかった。
この40万円の損失を取り返そうと、ネットで「健康食品」「詐欺」「サポート」などのキーワードで調べたら、出てきたのは家の近くの探偵事務所だった。事務所のホームページでは、調査力と法的手続きの専門家の紹介や24時間無料サポートが載っているし、別のページでは被害回復の生の声や事務所の応援の声などあってすっかり信用した。
30歳代の所長はAさんの話をじっくり聞き、親身な態度で言った。

「被害回復できるかどうかを事前調査をしてみましょう。事前調査料が1万円必要です」
数日後、所長は「調査しましたが、大丈夫です。私たちのノウハウを使えば確実に取り返せます。調査費用は10万円です」という。
Aさんは10万円を支払い調査を依頼した。

ところが、調査費用を振り込んだ直後から所長と連絡が取れなくなる。
事務所に電話をしても、いつも「所長は別件の調査中で留守です」といわれてしまう。
Aさんは「自分は騙されないぞと思っていても、騙されます。
騙されたと思ったら安易にこっそり解決しない方がいいですね」と悔しがる。