2014.03.05
朝日新聞

全地球測位システム(GPS)の端末を無断で車に取り付けられたのは「違法な捜査手法だ」と、覚醒剤取締法違反の罪に問われた被告(32)が主張していた裁判で、福岡地裁は5日、GPS端末の設置について違法性を判断せず、懲役2年(求刑懲役3年)を言い渡した。

松藤和博裁判長は「GPS端末の設置と覚醒剤事件に関連性はない」としたものの、弁護側が捜査手法を問題にした点については「傾聴に値する部分も多々含まれている」と述べた。
GPS端末を用いた捜査手法について、裁判所が言及をするのは異例。

これまでの公判によると、尾行をされていると感じた被告は2012年9月中旬、車体の下に取り付けられたクレジットカード大の端末を見つけた。
取り外した後の同年10月4日、被告は職務質問を受け、その後、覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された。